Ryukyu BINGATA

お知らせ

2020年12月27日

JTA機内にて紅型ヘッドレストカバーが展開されました!

当コンソーシアムでは、日本トランスオーシャン航空と連携し、琉球びんがたのデザインを活用したヘッドレストカバーを展開しています。

2020年1月1日からスタートしたこのプロジェクトは、これまで県内の3工房の職人にご参画いただき、沖縄の旅のお供として、鮮やかな紅型で機内を彩ってきました。

この1年間JTA機内を彩ってきた紅型ヘッドレストカバーをご紹介いたします。

 

第1弾 城間びんがた工房「海中艶(かいちゅうえん)」

“海”をテーマにした本作品は、サンゴのまわりを泳ぐ熱帯魚を表現しています。

琉球王朝時代、最も高貴な色とされていた黄色をベースに、色鮮やかに描かれる珊瑚や熱帯魚は、紅型の美しさを感じさせてくれます。

沖縄の文化・伝統工芸に興味を持ってもらえるよう、沖縄らしいモチーフをポップでかわいらしく描いています。

 

城間びんがた工房16代目 城間栄市


戦後、紅型を復興した14代栄喜、緻密な手仕事でありながら大らかな作風でひとびとを魅了した15代栄順の跡を継ぐ。インドネシアでの染色修業などを経て2018年より家業継承。城間家の伝統的な顔料の使用法、海の柄、筒引き、藍などを受け継ぎ、一方で琉球藍染めに紅を入れる技法などを取り入れている。
紅型三宗家のひとつ。

 

 

第2弾 知念紅型研究所「七宝ふくら雀」

七宝模様には永久に反映する姿や円満、“繋がるご縁”などの願いが込められ、愛らしい“ふくら雀”は、冬の寒さに羽毛を膨らませる姿から豊かさを表現しています。
天に向かって伸びる竹は、気高さと力強さを重ねる縁起模様です。

本デザインは機内商品として、食卓を彩るランチョンマットも販売されました。

機内では期間限定での取り扱いでしたが、当コンソーシアムのオンラインサイトでは引き続き販売しております。

(オンラインサイトはこちらからご覧ください。)

 

 

知念紅型研究所(下儀保村知念家) 10代目当主 知念 冬馬


京都や海外でデザインを学び、2017年に祖父・貞男の跡を知念家10代目として継ぐ。型紙を2枚または3枚重ねて染める技法「朧型」や、生地の表裏に柄を染める「両面型」に精力的に取り組んでいる。近年は、他の産地や業界とのコラボレーションも。
紅型三宗家のひとつ。

 

 

第3弾 やふそ紅型工房「ブーゲンビリアと手毬幾何学模様」

沖縄のまぶしい太陽のもと、色鮮やかに咲き誇るブーゲンビリアを表現しています。

ブーゲンビリアの花言葉である「魅力」や「情熱」のように、このヘッドレストカバーを通して沖縄や紅型の魅力に気づき、職人の手しごとに対する情熱を感じてほしいという想いがこもっています。

機内で過ごされる方々が、明るくワクワクした気持ちで沖縄の旅を楽しんでもらえるように。と願いを込めて、紅型では高貴な色とされ、明るく元気なイメージをもつ「黄色」を選んでいます。

やふそ紅型工房 屋冨祖絵里


日傘や琉球絣、洋服、水着、漆器を染めるなど、紅型を現代につなぐ商品開発や、最初の紅型カルチャースクール開講、ファッションデザイナーとのコラボレーションなどの先駆者として尽力してきた屋冨祖幸子氏が構える工房に所属。呉服を主に制作している傍ら県内企業への作品の提供やコラボ事業にも取り組んでいる。

 

琉球びんがた道具箱

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