2022年05月18日
5月1日よりJTAヘッドレストカバー第6弾がSTART!
日本トランスオーシャン航空では、1年を通じて琉球紅型のデザインを活用したヘッドレストカバーを展開しています。
第6弾となる今回は「玉那覇紅型工房」の玉那覇有勝先生が制作した紅型のデザインが採用され、2022年5月~10月の間JTAのクラスJ席にてお楽しみいただけます。
今年は、本土復帰50周年記念ということで、沖縄を代表する植物をモチーフにした模様を取り入れています。
作品名は「若松に梯梧文様」。梯梧(デイゴ)には夢・活力・生命力という花言葉があり、松には永遠の若さや不老長寿という花言葉があります。
沖縄のシンボルである木々から、沖縄の人々が守り受け継いできた文化や自然が、廃れることなく何百年先も受け継がれるように。
そして、若者たちが夢や希望を咲かせ、沖縄の新たな時代を築いていくようにと願いが込められています。
デイゴをモチーフに描いた花には鮮やかな色たちで表現し、琉球松はみどり、そして沖縄の海を連想させる青で染め上げています。
玉那覇有勝先生からは、「琉球紅型という染物があるということを分からない方もまだまだ多くいらっしゃるかと思いますが、ひとりでも多くの方に知っていただき、紅型を見たい、袖を通してみたい、実際に体験してみたいと思っていただけると嬉しいです。
紅型が、観光目的のひとつにでもできるよう普及活動を行っていければと思います。」とメッセージをいただきました。
「玉那覇紅型工房」 玉那覇有勝先生
玉那覇紅型工房は、1996年琉球紅型で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された、玉那覇有公の技術を、息子である玉那覇有勝が受け継ぐ歴史ある工房。
30代で紅型の世界に入り修業を重ね読谷村と首里に工房を構え、工房の伝統を受け継ぎつつ新たな紅型の表現を展開している。
2008年には伝統工芸展の新人賞、2009年には日本工芸会奨励賞など数多くの賞を受賞されている。